お知らせ/佐々木核酸科学研究所/鳥類・犬・猫、その他愛玩動物の遺伝子分析

鳥類・犬・猫、その他愛玩動物の遺伝子分析

アキクサインコのイノ遺伝子分析完成

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    アキクサインコの品種のうち、ルビノー、ルチノーは黒い色素が完全に消え、
    小型インコで唯一、オレンジ、ピンク系の色合いを持ちます。

    ルビノー、ルチノーの色合いにする遺伝子をイノ遺伝子と呼び、
    イノ遺伝子は性染色体Zにあります。

    ルビノー、ルチノーのブリードには、
    イノ遺伝子をスプリットで持つオスが重要ですが、
    ローズspイノとローズは、外見上区別が付きません。

    もちろん、その両親をきっちり管理したブリードであれば、
    両親情報とヒナの性別により識別できます。

    しかし、異血を外から入れる場合、ローズオスがspイノなのかどうかは、
    そのオスを誕生させたブリーダーの信頼度に依存します。

    また、自家繁殖でも、多くのペアをブリードした時など、
    うっかりどこのヒナか混ざってしまうこともあり得ます。

    当研究所では、世界にさきがけ、アキクサインコのイノ遺伝子分析が可能となりました。
    学術論文にまとめ、リリースしていく予定ですが、
    実際の分析依頼にも対応可能ですので、
    是非ご用命ください。


    ローズspイノ

    サザナミインコの腸内バランス

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      コンパニオンバード誌によれば、
      飼いたいインコナンバーワンがサザナミインコだそう。

      おとなしく、都会の住宅事情でも騒音問題にならない、
      というのがメリットの1つとしてよく挙げられるが、
      そうでもない。
      サザナミインコはその他の中南米原産インコと同様、
      スイッチが入ってテンションが上がると呼び鳴きする。
      小型インコとは思えぬほど大きな鳴き声もしばしば。

      個体によって仲間意識が強いようで、
      ケージ掃除でほんの数メートル動かしただけで、
      この世の終わり的に大鳴き合う。

      よって、複数個体を飼っている場合、
      できるだけ離さないほうがいい個体というのを観察し、
      離れるという不安を最低限にすれば大鳴きはかなり軽減される。

      もう1点、サザナミインコでケアが必須なのがフン。
      ペレットだけにしている子でも、
      オセアニア系インコなどに比べ、
      緩く大量のフンをする。
      ペレットは乾燥しているフードなので、
      賢い子は水に浸してから食べたり、
      そうでなくても飲水量が多くなる。

      そのフンの臭いがきつい場合には、
      小鳥用の乳酸菌をエサに振りかけるとよい。
      小鳥の腸内細菌問題をお認めになられない有識者もいるが、
      実際、ペティオコッカスに代表される
      小鳥用乳酸菌を与えると、
      フンの臭いは軽減される。

      生き物で、腸があるなら、
      腸内細菌問題は人間と同じ。
      悪玉が増えると異常発酵その他不健康の原因になるし、
      善玉が増えるとその逆。

      ペティオコッカスは小鳥臨床医であれば普通に処方してくださるので、
      それを微量、エサに振りかければいい。

      また、ペレットは色、フレーバーが付いているものがあるが、
      消化されない色、フレーバー成分はそのままフンで排泄される。

      ケージ掃除をまめにする、
      ナチュラルペレットは嗜好性が落ちるが、
      シードと混合したり、
      好物(ドライフルーツなど)と組み合わせることで、
      未消化フンの問題は解決される。

      サザナミインコの飼い主さん情報では、
      ためフンをする習性があるので、
      放鳥前にケージ内でフンをさせるとか、
      そのような一工夫でサザナミインコも飼い主も、
      快適な放鳥を楽しめる。

      恐竜の直系子孫=鳥類

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        羽毛恐竜というのが一般的に知られる前から、
        鳥類は恐竜の進化形と習った。
        骨格の類似、鳥類の足にはウロコの痕跡がある、始祖鳥。
        恐竜は爬虫類と習ったから、
        変温動物 vs 恒温動物、タマゴを産みっぱにするか、抱卵して育雛するか。
        その差異について教えてくれる人はいなかった。ネットもなかったし。
        羽毛恐竜の化石の発見、恐竜のうちの獣脚類の研究により、
        恐竜のうち、獣脚類のあるものから羽毛恐竜が進化し、
        羽毛恐竜のあるものが隕石衝突から生き残り、
        鳥類になった。

        鳥類のオスメス分析をしていてギモンに思ったのは、
        鳥類の性決定はZZがオス、ZWがメス。
        現存爬虫類の性決定は染色体型で決まるタイプと、
        孵化までの積算温度で決まるタイプがある。
        後者はとてもいい加減で、
        カメはタマゴに性ホルモン塗布すると、
        狙った性別になるそうだ。

        魚類はさらにいい加減で、
        1個体が生涯でオスになったりメスになったり。

        このことから、染色体決定型の恐竜の獣脚類が、
        鳥類の共通で直系の先祖であったのだろう。

        哺乳類はそれらと系譜を異にする。
        隕石衝突、それに伴う気象変動で、
        環境適応性がいい種類または、
        たまたま生き延びたものの1つが哺乳類。
        染色体型で性決定するが鳥類と逆。

        進化というと今を頂点に、1本すじで教わったりするが、
        そんなことはなく、種の多様性ならカンブリア紀がMAXだし、
        たぶん、魚類〜両生類〜恐竜〜鳥類は1流に近いっぽいが、
        哺乳類はどっかの傍系。
        そー言えば昆虫は?
        世間を騒がすウィルスは?

        地球は案外、雑居っぽい。

        クラミジア実例

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          鳥類はクラミジアを保菌しても原則、症状が出ないと言われています。
          ヒトに感染するとオウム病となり、肺炎が有名です。

          ある年、当方のキキョウインコのメスが吐き戻し、
          その粘液が付いた羽の脱落、
          そのうの膨満を起こしました。

          そのう炎、食滞と診察され、抗生剤とガスモチンを投与、
          1ヶ月以上闘病しましたが改善なく落鳥しました。

          剖検の結果、クラミジアによる脾臓、肝臓の肥大があり、
          それが消化器を圧迫していたのが解りました。

          クラミジア陽性と解っていれば、ドキシサイクリン45日投与で、
          この子は落鳥せずに治癒したはずです。

          呼吸器の異常がなかったのでクラミジアの検査(外注)をしなかったのが
          敗因でした。

          一般の動物病院ではクラミジアの検査は容易くはできません。
          このことが、遺伝子分析を自分でやろう(Do it yourself)という
          強い動機の1つとなりました。

          鳥類のオスメス分析

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            鳥類の性染色体は人と逆で、
            ZZがオス、ZWがメスです。
            この性染色体上の特定遺伝子を分析することで、
            鳥類のオスメスを分析できます。

             ちなみに哺乳類では鳥類で使っている遺伝子が性染色体(X or Y)にないので、
             同じ手法は使えません。

            外見でオスメスがわからない鳥種は多いので、
            PCR普及によりオスメス分析できるという論文が多く出ています。

            1)より多くの鳥種で使える(=汎用性のある)手法、
            2)それでは見分けるのが難しい、または見分けられない鳥種については、
            その鳥種オリジナルの分析手法、
            3)さらに、既報の手法ではまったく通用しない難しい鳥種というものもあり、
            それについてはより深く研究がなされ、
            オスメス分析できる手法が開発されています。
            3)の情報を調べずに分析すると、オスメス判定エラーとなります。

            弊社では、ご依頼いただく際、鳥種をうかがっております。
            普及してポピュラーなインコでも、上記3)に該当する場合があり、
            分析環境を準備するためです。

            また、例えば上記1)でも分析手法は複数あります。
            弊社では、2連3反復で再現性を調べて結果を確定しておりますが、
            2つの異なる分析手法で結果が符合するかどうかにより、
            分析結果の信憑性を見ることもあります。

            現時点で遺伝子分析が最も困難なのは走鳥類(ダチョウ、エミュー)だそうで、
            動物園ではたいへんお困りのようです。


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            早くて高精度なDNA分析

            早くて高精度なDNA分析

            ●PCR法/2連3反復の分析
            ●最速で翌日。2日以内に速報を通知します。

            ※受領の翌日には電話・FAX・メールなどのご希望の方法で速報をお知らせいたします。
            反復分析で結果確定後「遺伝子分析報告書」を作成し郵送いたします。(検体の状態、分析項目、混み具合によりましては、よりお時間をいただくこともあります。)

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